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広報紙『シーズレター』

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シーズネットワークでは、広報紙『シーズレター』を年4回、発行しています。身近で見つけた魅力的な女性たちへのインタビュー記事「働き方 私流」、テーマを設けてアクティブメンバーや一般の方からお寄せいただいたコメントを掲載する特集記事の他、活動の報告、イベントのお知らせなどが満載されています。

多摩市内公共施設(公民館など)に置いてありますので、お立ち寄りになる機会があれば手に取ってみてくださいね。
郵送ご希望の方はメールでご連絡ください。無料でお送りします(継続的に購読いただく場合には‘お知らせメンバー’への登録が必要です)


働き方 私流 back number
vol.65 2022.7.1発行

子どもたちの成長を見守り、街のにぎわいの‘呼び水’となる場を育てていく

パルテノン多摩 こどもひろばOLIVE
事業管理責任者    島田良恵さん
事業管理責任者補佐 島田亜季さん


   

緑いっぱいの多摩中央公園からつながる、パルテノン多摩4階。NPO法人シーズネットワークが多摩市から事業を受託した「こどもひろばOLIVE」がある。3月27日のオープンから3か月。平日の利用者は、近くに住む未就園児とママたちが多く、週末には、市内外から0歳~小学3年生程度までの子どもたちとその家族が訪れて、平日の何倍もにぎわう。
 運営の中心的役割を担う二人は、どちらも偶然、‘島田’さん。並んで自己紹介すると、必ず「え?」という顔をされるので、毎回「親戚じゃないんですけど~」と笑いを誘って場をなごませる。
 島田良恵さんは、自他ともに認める‘元気印’。幼い長女を育てる中、育児相談レターカウンセラーになったのをきっかけに、電話・Web育児相談員や育児関係の雑誌等での執筆などに仕事を広げた。そして「直接、ママや子どもたちとふれ合える場所の人になりたい!」と強く思うように。三人目を妊娠中に、シーズの前身であるサークル「Seeds」を仲間たちと立ち上げる。以来、20年以上にわたって‘Seedsひろば’、‘多摩センター子育てつどいの広場coucou(クク)’、‘多摩市子ども家庭支援センターたまっこ’など、シーズが関わる様々な子育て支援事業の現場を切り盛りしてきた。
 一方、島田亜季さんは、長男が1歳のときに多摩市に引っ越してきた。慣れない環境で心細く感じることもあったが、近くの児童館やcoucouに出かけ、スタッフたちとおしゃべりすると心が安らいだ。もともと「子どもが好き、人が好き」。いつか自分も、ママたちに寄り添う支援者になりたいと思うように。シーズのアクティブメンバーに登録し、いくつかの子育てひろばや一時保育に携わった後、たまっこに勤務。約6年半、子育てひろばスタッフとして経験を積んだ。
 「OLIVEは、子どもたちの成長を見守れる期間が長くてうれしい」と口をそろえて言う二人。一般的な子育てひろばや一時保育よりも対象となる子どもの年齢が幅広いからだが、運営面ではそれゆえの難しさがある。また、市外の人も利用できるため、様々なニーズへの対応が求められる。ひろばには、多摩センターへ遊びに来たついでに親子だけでちょっと遊びたい人もいれば、友達やスタッフと子育て期を共有する‘居場所’として毎日のように通う人もいる。それぞれに心地よいと感じてもらえる関係性をどうやって築いていくか…十数人のスタッフをとりまとめながら、日々試行錯誤している。
 一方で、イベントや講座の企画・調整にも忙しい。シーズには、子育て支援以外の活動にも取り組んできた様々なノウハウや、アクティブメンバー、地域のNPO、市民団体、大学、企業等とのネットワークがある。それらを、OLIVEが街のにぎわいの‘呼び水’となるために活かしていくつもりだ。
 OLIVEを、その名のとおり‘オリーブの木’に例えると、まだ芽を出したばかり。二人の‘島田さん’を幹として、枝を伸ばし、花を咲かせ、実を付けていく…、今後の展開に乞うご期待!


vol.62 2021.10.1発行

ポンテという店がいろんな人のHappyにつながったらいいな

アンテナショップPonte(ポンテ)店長
菱沼 茉莉子さん

山梨県甲府市生まれ、神奈川県川崎市育ち。一橋大学社会学部入学後、まちづくりサークルに入り、空き店舗を活用したカフェを立ち上げる。卒業後は大手スーパーに就職。2011年、大学時代のサークル仲間と「株式会社エマリコくにたち」を設立、取締役に。2021年10月よりポンテ店長。夫とともに国立市在住。



あたたかくて人懐っこい、柔らかな笑顔が印象的な菱沼さん。だが、話し始めると芯の通ったしっかり者であることがわかる。子どものころはまじめでおとなしいタイプだったとのこと。父の仕事のため中学2年から家族で移住したマレーシアのインターナショナルスクールでは、その殻をやぶり自己主張もするように。ただ、多感な時期から始まった海外暮らしで、根無し草のような感覚や「自分は何者なのか」という気持ちが強くなり、日本の大学へ進学することを選んだ。
 入学後すぐ、できたばかりの「まちづくりサークル」に加入。大学近くの古い団地内商店街の空き店舗で「Caféここたの」を立ち上げた。彼女はランチやスイーツの開発・調理を担当。運営が軌道に乗るまで、サークルのスタッフは給料無し。地域の有償ボランティアさんにも協力を得ながら運営した。知り合いとなった商店街の店主や市職員、主婦といった地域の方々は、未熟な大学生を叱ってくれたり面倒をみてくれたりした。最初はそれが面倒くさいと思ったが、そのうちに「地域って面白いな」と感じるようになっていく。
 卒業後は「おいしいお惣菜をつくって、忙しい女性たちを助けたい。お惣菜革命だ!」と、大手スーパーに就職。総菜部門に配属され、店舗で総菜事業の実態を学んだ。
 しばらくして大学時代からお付き合いしていた、まちづくりサークルのメンバーと結婚。退職し、専業主婦になった。そして夫も「起業する」と言って勤めていた会社を退職。学校給食に地元野菜を卸すNPO法人の事務局スタッフに誘われた夫は、国立市の地元野菜と出会い、その美味しさを夫婦で知ることになる。2011年、夫、大学のサークル時代からの仲間、そして菱沼さんの3人は、東京農業活性化ベンチャー「株式会社エマリコくにたち」を設立。夫は社長に、菱沼さんは取締役となる。給与事務、店頭販売を手伝ううちに、会社は東京野菜小売事業から飲食事業にも手をひろげた。2014年には地元野菜のバーニャカウダが名物のワインバル「くにたち村酒場」の店長となる。自分の接客で売り上げが変わる手ごたえ、お客さまに「おいしい」「ありがとう」といってもらえるうれしさ。接客業の面白さに目覚めた。
 10月、シーズネットワークからポンテの運営を引き継ぎ、店長となるが、実は富士見町とは縁がある。子どもの頃、富士見町にある「川崎市八ヶ岳少年自然の家」に学校行事や家族で宿泊し、町の自然とその魅力を知っているのだ。
 「ポンテのお客さま、野菜を納品する農家さんがポンテを利用することでHappyになれたらいいな、そして一緒に働くスタッフや自分も」と言う菱沼さん。それは大学サークル時代にオープンした「Caféここたの」という店名の由来である「ここに来るとたのしい!」場所をつくるという思いが続いているようだ。ポンテがそんな店になっていくことを、私たちも応援したい。

 多摩市&長野県富士見町共同アンテナショップPonte
 10:00~18:00 (営業時間が長くなりました)

vol.61 2021.7.1発行

一緒に食べて、話して、笑える幸せを

すわハーモニーカフェ シェフ
佐藤 江身子さん

東京都日野市出身。服飾系専門学校卒業後、高級カフェでアルバイト。その後建築会社に就職。結婚後、子育て中に「café GREEN」をオープン。オーナーシェフとなる(2017年閉店)。現在、「すわハーモニーカフェ」のシェフとして働く。夫、一男一女とともに多摩市在住。



多摩市の諏訪名店街にある「すわハーモニーカフェ」のFacebookには、ランチメニューの写真がアップされていて食欲をそそる。その創作ランチやスイーツづくりを一手に担っているのが佐藤江身子さん。取材時は緊急事態宣言期間のために休業中だったが、いつもはカフェのオープンキッチンで手際よく調理をしている姿が見られる。
 子どもの頃から、共働きの両親が留守の間に自分で料理をしていた佐藤さん。家に友達を呼び、料理をふるまって喜んでもらえるのがうれしかった。実家は家族や親戚が大勢集まるのが当たり前の家庭で、おいしいものを大量に作っていたとのこと。アルバイトをしていた飲食店でも、提供しているメニューにどんな食材や調味料が入っているかを考えるのが好きだった。そんなに料理好きなら、学校も調理系に進学? と思いきや、調理師専門学校に行くことを勧める父親に反発して、なんと服飾系専門学校へ。卒業後は、高級カフェに勤めたり、建築会社に事務職として就職し、まかないの昼食づくりも担当したり。料理、調理と縁が切れることはなかった。野菜たっぷりのまかない昼食を「おいしい」と喜ばれたり、「ダイエットできた」と感謝されたりしたことがうれしかったという。
 24歳で結婚し、専業主婦に。2人の子どもの子育て中には、子どものことで悩みもあったが、育児書を読んでも解消はできず、ママ友達にも話しづらい。そんなときに参考になる話を先輩ママから聞きたかった。そう、先輩ママと話しができて、子連れで気兼ねなく行けて、しかも、ちょっとおしゃれで、行くと気分があがる場所があればいいのに…。自分は小さな頃から料理が好きで、人を呼ぶのが好き。家の近くで場所を借りて、そんな居場所を作れたらいいな…。
 そんな想いから、自身の子どもがまだ小中学生のときに、多摩市内で「café GREEN」を開業した。狙いどおり、子育て中の親子や年配の女性がリピーターのお客様となり、佐藤さんはオーナーシェフとして頑張った。しかし、カフェ営業に家事や子育ての大変さも重なり、経営者として仕事に没頭しきれない状況。ストレスは高まるばかりだった。そこへ実家の母親の体調の心配も重なり、ついにカフェを閉店することになった。
 その後、2019年11月にオープンした「すわハーモニーカフェ」を運営する「すわハーモニークラブ」から声をかけられ、シェフとして働くことに。子どもたちは大きくなって子離れもできつつあった。カフェの仕事は週4日。今が一番身軽で楽しい、という。今後はこのカフェで「笑顔のキッチン」という料理教室をやりたい、とのこと。元々は自宅でやっていた料理教室の再開を考えている。「『人と話すことを大事にしたい』ので、集まって簡単な料理を教えながら、わいわいと一緒に作って、食べて、たわいもない話をして、笑って…。教室で作った料理は参加者に家族分を持ち帰ってもらい、その日の夕食づくりの時間を自分の時間に充ててもらいたい。それで少しでもハッピーな気持ちになる時間を過ごしてもらえたら…。」
 料理教室の実施は、コロナ禍が落ち着いてからになるかもしれない。でも、今はカフェランチでたくさんの人が元気になれる居場所が地域に提供されていることがありがたいことだなぁと思う。

 ●営業時間●
「すわハーモニーカフェ」
 月・火・木・金 11:00~15:00

「創作料理酒場ハーモニー」
 毎月第2・4金  17:00~21:00
   

vol.60 2021.4.1発行

あなたの「ちょっと肩もんで」に応えたい

リラクゼーションセラピスト
薄衣 香家子さん

埼玉県鶴ヶ島市出身。東洋大学短期大学観光学科卒業。スポーツクラブに就職し、スイミングインストラクターに。その後、リゾートホテルのフロント係、ツアーコンダクターと観光業に携わる。マッサージ店に勤めた後、現在は、Tina Una Luna(てぃな うな るぅな)を主宰し、リラクゼーションセラピストとして活動中。夫、一人娘とともに多摩市在住。


見た目はふんわり、やわらかな雰囲気の薄衣さん。だが、人の体をマッサージする仕事をし、日曜日の午後は娘さんと合気道を習うようなアクティブな女性だ。その彼女から、シーズサロンで会った際に、「私、今の仕事をやめようかと考えていて。新しくやりたいことがあるんです!」と聞いた。そこからわずか数ヵ月。着実に「やりたいこと」に向かって歩み始めている。
 子どものころから脊柱側弯症の治療のために病院に通い、手術が必要かも、とも言われていた。そのため、整骨院に通い、運動や食事に気を付ける中学生だった。健康オタクはそこからスタート。短大では観光を学んだが、観光業よりも健康に興味が向き、スポーツクラブに入社。スイミングインストラクターとして、赤ちゃんから大人までに水泳を教えていた。働きながら国内外のリゾート地へ一人旅を楽しむ中、ふと「沖縄に住もう」と思い立つ。すぐに沖縄に移住。リゾートホテルのフロント係として観光業に携わることに。20歳代半ばで旅行会社のツアーコンダクターに転職。国内外の旅行の添乗を長く続けた。添乗から帰ると空港にあるマッサージ店に飛び込み、ほぐしてもらうのが至福の時間。いつか自分も「癒せる人」になりたいなぁ、と思っていた。
 結婚後、妊娠出産で退職。しばらく専業主婦だったが、娘が小学生になったら何かやろうと、マッサージ店で研修を受け始める。大手マッサージ店へ移ってからも研修や店舗での施術を積み重ねた。2020年11月に「リセットしたい」という思いと、「地域で自分の経験を活かしたリラクゼーションの仕事がしたい」という夢を言葉にした翌月から動き始めた。地元企業の女性社長に創業相談をしたり、ネット印刷のテンプレートを使ってチラシをつくったり、コワーキングスペースに会員登録し、そこでマッサージ営業の時間を設けたり・・・。2021年2月からは、多摩市諏訪にあるカフェのレンタルスペースで「もみほぐしの時間」を開始。椅子に座った状態で首や肩など、疲れている部位をもみほぐす。「やせようチャレンジ」というグループレッスンも行っている。「やせよう!」と言っているが、内容は「なりたい自分になるための呼吸+ストレッチ+筋トレ」講座だ。今やっているマッサージやグループレッスンは、いわば「種まき」とのこと。これからは、サークルや会社などへ、多摩市内はもちろん、市外や地方、将来的には海外にも出張したいという野望!があるそうだ。
 家を片付けていたら7年前に誕生学の講座の中で書いた「自分への手紙」が出てきた。仕事をしていて、家族が仲良しで…、と書いてあることがほぼかなっていたという。「最近とても良い風に乗っている感じで幸福♪未来のことを考えるとワクワクする」今の夢を最初に聞いた私たちもうれしい。


すわハーモニーカフェにて 「もみほぐしの時間」 開催
  開催日等のお問い合わせは 090-4964-9599 ハーモニーカフェ櫻田
  予約はメールにて mame55@live.jp うすぎ


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